見どころ
境内石造物
境内には多くの石造物があり、主なものは次のとおりです。
庚申塔(こうしんとう)
庚申塔は、庚申塚ともいい、中国から伝来した道教に由来する庚申信仰に基づいて建てられた石塔のことです。庚申講を3年18回続けた記念に建立されることが多く、塚の上に石塔を建てることから庚申塚、塔の建立に際して供養を伴ったことから庚申供養塔とも呼ばれます。 天津地区で最も古い、延宝8年(1680)の塔など3基があります。
筆子塚(ふでこづか)
筆子塚とは、江戸時代、庶民の教育の場としてあった寺子屋、家塾などで「読み書きそろばん」を習った教え子が、師匠が亡くなった後にその遺徳を偲んで、自分たちで費用を出し合うなどして建てた供養塔のことです。 慶応3年(1867)4月、法印興章のために弟子が建立したものがあります。
宝篋印塔(ほうきょういんとう)
宝篋印塔は、仏塔の一種で、密教の経文が納められており、滅罪や延命などのご利益があるとされ、供養塔、墓碑塔として造立されました。 文化8年(1811)に建立され、天津地区では最も高い塔など3基があります。
花
槿(ムクゲ)
境内には100株を超える10数種の木槿があり、7月中旬から9月中旬までが見頃で、次々と咲く花を楽しむことができます。
眺望
海
房総丘陵を背にした陽当りの良い高台に位置し、目の前に太平洋が広がる境内からは、遠くには水平線、近くには港に出入りする船を望むことができ、お参りをする方にとっても心地よい環境となっています。